アウトドアーズ・コンパス、スタッフ多田です。こんにちは。
11月17日、第2回目となるアクシーズクイン「出張シノギング」が開催されました。
今回は、前回同様アクシーズクイン柳谷氏と小道具研究家の森勝氏を講師に迎え、
地元愛媛県の伊予市双海町上灘地区にある本尊山周辺の山を凌いできました。
駐車場に集合し、早速コンパスの使い方を習います。
前回同様、教科書に書いてあるような難しい使い方はおいといて、
方角の把握、尾根の簡単な判別方法を教えてもらい、いざ出発。
まずは、西の方に見えるあの尖った岩山を目指します。
取り付きは尾根の麓の神社。
基本的に、寺社仏閣の裏には絶対山へとつながる道が広がっていますが、ここも例外ではない。
突然ナイフの使い方の講習が始まったり、
植生による凌ぎルートの見つけ方を教わったり、
シダを凌いだり、
油のたまった枝の見つけ方を教わったり、
紅葉と海のコントラストが見事なビューポイントがあったり、
盛りだくさんの内容で、ようやく休憩ポイントの楽園に到着。
火の起こし方、ロープの使い方、タープの張り方などを伝授してもらい、
個人的に火起こしのレクチャーを受けたり、
私はメスティンで炊飯、カレーをいただきました。
柳谷さんはいつも雰囲気出すぎ!!
アグラスカートはすごく良い!と大絶賛の常連さん2人。
そんなこんなで休憩予定の2時間はあっという間、そろそろ下山の時間。
あ、いつものやつを忘れていた!
決して笑ってはいけないやつ。
なぜこれが恒例になったかは、いまだ定かではない。
下りは思った以上にペースが速く、あっという間に下山。
お疲れ様でした。
最後に今日のおさらい。
凌ぎ酒「低山」をおみやにいただき、皆さん大満足。
わざわざ東京から来ていただき、低山の歩き方、遊び方、普段は知りえない業も教えていただき、
こんな贅沢なイベントは他には無いと思います。
せっかく教わった技、山の歩き方を、今後も継続、継承しないともったいない、
参加された皆さんにも、自ら積極的に未知の尾根を切り開き、新たなルートを開拓していってもらいたいです。
自分も、今後とも山力を磨いていきたいと思います。
<今回、改めて学んだこと>
整備された登山道、明確な道標、言うなれば過保護な登山が一般化されているこの業界、
自らの力で山を制覇するという山歩き体験は、なかなかできない状況であるのが現状な気がします。
また、さまざまな高性能なウェアやギアが登場し、これさえもっていれば大丈夫といった、
他力本願な考え方が蔓延しているのも現状であり、いざという時に何も対応できない方が多いのも現状であると思います。
自分の山歩きには何が必要で、何が足りないのか、どんな道具が必要で、どんな道具が便利なのか、
まずはあり合わせで山に入り、そこで感じた必要なものをそろえる、
そして、自分なりの山歩きを確立することが大事だと思います。
低山は、そんな山歩きをするのに最適な場所です。
整備された北アルプス、八ヶ岳に行かなくても、非にならないくらい楽しい山での遊び方が近くにあります。
これ文を読んでいただいた方、ぜひこんな山歩きを実行してください。
そして、新しい道ができたら、教えてください。
みんなで、楽しい遊び場を作りましょう。
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