【スタッフ三宅の子連れ登山始めました】息子初めての山小屋泊 群馬県と新潟県にまたがる日本百名山 谷川岳に行ってきました!

こんにちは、アウトドアーズ・コンパスの三宅です。

8月下旬に夏休みをいただき、6歳の息子と夫と一緒に群馬県と新潟県の県境にある谷川岳(たにがわだけ・1,977m)に行ってきました。

今回歩く天神尾根コースは往復のコースタイム5時間ほどのルートですが、まだまだ時間のかかる息子のペースを考え、山小屋の予約を取って一泊二日でゆっくりと歩きました。

現在星野リゾートが運営する谷川岳の玄関口「谷川岳ロープウェイ」の名称が2024年12月から「谷川岳ヨッホ」に変わりました。

「ヨッホ」とは、山と山の間のくぼんだ地形を指す「鞍部(あんぶ)」のドイツ語らしいですが、心地よく響き頭に残るいいネーミングだなと思います。

ロープウェイで空中散歩を楽しんだ後は天神平に到着、安全登山の鐘を鳴らします。

どうか無事に下山出来ます様に!

今回往路を群馬県に住む従姉妹のY姉ちゃんと旦那様のKさんがご一緒下さりました。

道中は息子恒例のかくれんぼを楽しみながら、和気あいあいと賑やかに歩きました。

谷川岳は登山道がとても綺麗に整備されていますので、隠れるところがなかなかありません!

こんな岩岩しい道が何度も現れますが、息子弱音を吐かずに頑張りました。

Kさんは何度も谷川岳に登っており、登山道のことはもちろん、高山植物や下山後の立ち寄りスポットにいたるまで名ガイドをしていただきました。

葉にある粘毛から粘液を分泌して虫を捕獲するモウセンゴケ、いわゆる食虫植物です。

コケモモによく見ていますが、葉っぱの形をよく見るとアカモノです。

谷川岳名物ツルっツルの蛇紋岩、なるべく足を置かないように歩きます。

Y姉ちゃんが作ってくれた愛情たっぷりの手作りのおにぎり弁当。

疲れた体に美味しくて、しんどい登りも最後まで乗り切ることができました。

心配していた雨も降ることなくなんとか山小屋までたどり着くことができました。

息子が「頑張った証拠」と言って見せてくれた袖口。なんかジーンとしちゃいました。

なんとこの日は私たち家族だけの貸し切り営業❕なんともラッキーです。

Y姉ちゃんとKさんはここでお別れ、2人は山頂に向かいました。

私たちも山小屋で少し休憩したあとは山頂を目指します。

双耳峰の谷川岳には山頂が2つありますが、疲れきってた息子は最初のトマの耳(1,963m)で終わりにしたいと訴えます。

その後パパがもうひとつの山頂オキの耳(1,977m)に向かいます。

「トマからオキの稜線の形は、石鎚山の稜線の形に似てる」とKさんが言っていたのを思い出します。

確かに!

息子も見ているうちに行きたくなったようで、最後の力を振り絞ってオキの耳にも登頂することができました。

山頂にはなんとクワガタのメスがいました。

緯度が高いのでこの標高でも森林限界が近いと思うのですが、こんなところまでどうやって飛んできたのでしょうか。

個人的に大好きなウスユキソウの谷川岳固有種、ホソバヒナウスユキソウも山頂付近に残っていました。

その後ガスは濃くなり、雷のゴロゴロいう音も聞こえてきたので急いで小屋に戻ります。

息子は雷が怖かったようで(本気でおへそを取られると思っている)、泣き出しました。

この日の夕食ももちろん貸し切りで。

小屋番さんから歩荷のことや山岳救助のこと、小屋に来るお客さんのことなど色々なお話も伺うことができ、ゆったりとした楽しいひとときを過ごしました。

息子が小屋番さんにいただいた谷川岳登頂の証。

裏面にはホソバヒナウスユキソウが描かれていました。

夜のうちに雨が降り、翌朝は見事な快晴になりました。

肩の小屋から平標山へ続くトレイルの稜線の美しさに目と心を奪われます。

息子も思わず「わぁ❕綺麗❕」と声をあげていました。

慣れない環境に戸惑ったのか、風の音がうるさかったのか、夜息子はなかなか寝付けなかったようで体調が心配されましたが、

この手あの手で(笑)なんとか無事下山することができました。

存在感のあるミヤマシシウドと万太郎山・仙ノ倉山・平標山と続く上越国境谷川岳主稜線。

下山途中にいたやたらと人懐っこい蝶々。

汗のにおいに釣られたのでしょうか、私と息子の手にとまってはなにやらチューチューと吸っています。

下山後はロープウェイに乗る前に、リフトに乗って展望台へ。

群馬県マスコットキャラクター ぐんまちゃんとすれ違うことができてラッキー!

ロープウェイを降りた後は、2021年に開設された谷川岳インフォメーションセンターへ。

私はそれ以前に山開きの時に谷川岳に登ったことがあるのですが、その時にここで豚汁をいただいた記憶があります。

谷川岳インフォメーションセンタークイズは大人でも少し難しめ・・・!

でも館内を見渡せばヒントがたくさん隠れています。

「たにがわだけ 1977mまでがしんどかった」息子の率直な感想文(笑)。

「日本一のモグラ駅」と呼ばれる土合駅(どあいえき)にも立ち寄りましたが、ここ想像以上に良かった!

地上との標高差70mもの地下深くにホームがあり、なんとホームに出るまで462段もの階段を下るんです。

筋肉痛の足には少々きついものがありましたが(笑)、秘密基地感が半端ない独特な雰囲気があります。

運よくちょうど電車がやってきて記念撮影できました。


ではでは今回もお疲れさまでしたー。

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