アウトドアーズ・コンパス スタッフ多田です。こんにちは。
毎度好評をいただいております、地形図を読みがら山を歩くイベント「はじめての地図読み」。
今回の舞台は、ふたみの本尊山(地元愛媛県伊予市双海町)。
ふたみシーサイド公園から北東方向に見える岩肌が露出した山が本尊山、今回はさらに奥地も含めた探検要素が濃い山歩きです。
まずは本尊山を目指します。
おおよそ道はあり、岩尾根の急登を詰めていくだけですが、勾配や方角を目安に、自分の現在地を把握しながら歩いて聞います。
程なくして、旧天一稲荷神社の鳥居に到着。1つ目のビューポイントです。
そして、少し進むと本尊山山頂。2つ目のビューポイントです。
そり立った崖の上から望む、海、空、島、海沿いの低山ならではの絶景が広がります。
ここに来るだけでも価値ありですね。
そして、次の目標の342へ向けて尾根を進みます。
ここからが本番。
実は以前訪れたことがあるこのエリア、木の蔓やシダ、竹など植生が豊かで、多少過酷なものになると予測はしていたものの、思っていたより草木は元気で、なかなか前へ進めず。
それでも、頑張って植物を刈りながらしながら進み、何とか第3のビューポイントに到着。
この岩肌での、海と街を眺めながらの休憩は格別。頑張った甲斐がありました。
しかし、悪夢はこれから。
シノギングでもお馴染み、四国名物シダ地獄が行く手を阻みます。
さすがに焦りを感じつつも、巨大化した固いシダを刈り進めた次の瞬間、なんと自分の指をサクっと刈ってしまうというハプニング発生。
見た瞬間、4針コース。
とりあえず、事をもみ消そうと、手ぬぐいを指にぐるぐる巻きにして止血。
とりあえず血は止まったようで、痛みもそんなに無い。
さらに進もうと意地を出したものの、さらに続くシダ地獄に圧倒され、そもそもさっさと下山して病院にも行った方が良いし、これにて本日敗退。
休憩がてら、先ほどのビューポイントでお昼ご飯をさっととってもらいます。
途中、松の倒木の油の枝を切り、着火剤として使えることを解説したりと、一応任務はできる限り遂行しようと努力します。
こんな時こそ、冷静に振舞うことが大事かと思います。
そしてようやく下山。
今回は、少し過酷な登山となり、また恥ずかしながら、自ら負傷してしまうというハプニングもありつつも、最後までお付き合いいただき、有難うございました。
懲りずに、次回もご参加いただけると幸いです。
次回は11月26日(日)「はじめての地図読み 五明川周辺」、さらに12月9日(土)~10(日)には「出張シノギング」も控えております。
ぜひぜひご参会いただき、山を楽しみ見ましょう。
そして、山力を高めて、独立した、自ら山で遊べるアウトドアーズを目指して下さい。
それでは、失礼します。
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