アウトドアーズ・コンパス スタッフ多田です。こんにちは。
少し前にはなりますが、先月9月10日登山クラブ「さくら山行会」さん主催 東温アルプスの登山道整備に参加させていただきました。
東温アルプスとは、地元愛媛県は東温市と久万高原町の境を貫く山脈。
その中でも「皿ヶ嶺」は最もなじみが深く、登山をされている方なら1度は登ったことがあるかと思います。
当店の呼びかけで集まっていただいた6名を含めた総勢32名、数班に分かれて、上林峠~樽谷山の区間の草を刈り行いました。
早朝 7:00、東温市役所川内支所に集合、小雨降りしきる中、会長さんからの開会の挨拶、草刈りの流れや注意点が述べられますが、
次第に雨が強くなり、それどころではなさそう。配られた班分けと各班の作業区間が書かれたA4の紙はインクが滲み何も確認できない。
とりあえず、我々の班は、始点の井内峠まで車で移動。
我々の班、地図を見る限り、一番遠い区間ではありませんか。
何だか損をした気分になったのは、ボランティア精神の欠落からなのだろうか・・・。
それはさておき、とにかく今日の任務を遂行すべく、樽谷山方面へと体に鞭を打つことに。
昼までしか働けない草刈機担当のお方、ランナーの方のようで、先に行って草を刈りよりますとのこと。
この区間、初めて歩いたのですが、激しいアップダウンが連続し、しかも雨で足元はぬかるみ、
使い古したツルツルのアプローチシューズはまるでバナナの皮でも踏んでいるが如く、何度もスリップして尻餅を着いてしまう始末。
そうこうしているうちに、ようやく草刈機に追いつく。
気合いで刈り取られた笹をかき集め、気合を入れすぎたため崩壊寸前の熊手の根元をもち、そのまま無心で作業を行なった結果、今でも引きずる腰痛を引き起こすことに。じじいはこれだからやってられないです。
そしてなんとか、樽谷山到着。
最後は、草刈り機要因として、復路に残された笹を無心で刈りまくりました。
途中、豪雨に見舞われ全身ずぶ濡れになり、激しい作業も相まって、久々に体は疲労困憊。
雨が降り出した時点で、多くの班は撤収したようで、我々が下山した頃には集合場所には誰もおらず、もぬけの殻状態。
まあまあ、先人が開いた道を、こうやって通行可能にし、この東温アルプスの未来に、微力ながら貢献できたと思うと、
疲労も心地良いものになったような気がします。
会長さんもだいぶ高齢にはなってきたようですが、まだまだお元気なようです。
記念の2ショット。
兎にも角にも、このような活動を主催する事で、多くの登山愛好家の方の癒しを生んで来た「さくら山行会」さんには感謝です。
それと同時に、正直なところ、高齢化が進む山行会の方々の意思を受け継いでいかねばという責務のようなものを感じたりもます。
何事もそうですが、先人に敬意を示し、感謝をし、一人でも多くの方が意思を受け継いでいくことが、文化の継続、継承を生むものだと思います。
年1回ではございますが、来年は、さらに多くの方々のご参加をお待ちしております。
また来年、よろしくお願いいたします。
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