クライミングアプローチにおける効率的なパッキング

アウトドアーズ・コンパス スタッフ多田です。こんにちは。

クライマーの皆様、良い登りはできていますでしょうか。

私はといえば、なかなか良い登りができずにいますが、

そんな中でも、時折クライマー魂のようなものが降臨し、何とかそれなりに成果は出ているような気もします。

今回は登りについてではなく、クライミングのアプローチにおけるパッキングについて少しお話します。


ファストパッキングや一般登山スタイルでの長期縦走では、荷物の軽量化や綺麗なパッキングが、行動の安全性や素早さ、疲労の度合いに深く関係してきますが、

クライミングのアプローチにおいても、荷物は必要最小限に、シンプルに、綺麗にパッキングした方が、圧倒的にアプローチも楽になります。

私の場合、過去にファストパッキングなどで何泊も山を歩いていたということもあり、パッキングは常日頃から最小限に、綺麗にパッキングすることが習慣となっています。


最近はもっぱら、高知県の大堂海岸でクラッククライミングに精を出していますが、

私の場合大きく分けて、

・カム、ナッツ類

・クイックドローやカラビナ類、スリング類やその他アッセンダーなどのギア類

・シューズ、チョークバック、ハーネスとビレイ器など

・テーピングや救急セットなど

・その他食料など

これらの道具を、カテゴリー別にケースに収納し、35リットルのクライミングパックに綺麗に組み込みます。

バッグ

Black Diamond クリーク35 ¥22,770 (税込)

耐久性のあるTPUコーティングされた1200デニールのポリエステル生地で、花崗岩の結晶などによる擦れにも全く動じない強度。

生地が固いので、半自立し、荷物のパッキングもスムーズ。サイドのフルオープンするジッパーは、荷物出し入れに便利。

その他、フロントのポケットは、薄手のレジャーシートなどちょっとしたものを押し込むことができ、ジッパー付きのメッシュポケットは、財布や車のカギを入れるのにちょうど良いです。


カム、ナッツ類

Oregonian Camper セミハードギアバッグM ¥3,300 (税込)

実はこれが一番のヒットアイテムで、きっちり収納すればキャメロットの#0.3~#3が2セット、さらに#0.1、#0.2、マスターカムの#00、#0、#1、ブラックダイヤモンドのストッパーセット、

がきっちり入ります。さらにこれがなんと、クリーク35の底にジャストフィット。類似のギアバッグなども多数存在しますが、おすすめはある程度変形可能なセミハードタイプです。

クイックドローやカラビナ類、スリング類やその他アッセンダーなどのギア類

Patagonia ブラックホール・キューブ 10L ¥6,930 (税込)

クライミングのギアバッグの定番、ジッパーでパカっと二つに開き、さらに内部はジッパー付きのメッシュの蓋付き。視覚的にも中身の判別が容易で、ギアの整理には非常に便利です。

メッシュにより、ジッパーを開いて二つに割っておけば蒸れにくく、クライミングシューズの収納にもおすすめ。

片方にはクイックドローやカラビナ類、もう片方にはスリング類やその他アッセンダーなどのギア類を収納しています。

シューズ、チョークバック、ハーネスとビレイ器など

こちらも同じくパタゴニアのブラックホールキューブ10Lに収納。

登るため、ビレイするためのギアをまとめることにより、とりあえずフォローで登る場合などはこれを取り付きまで持っていけば大丈夫。

テーピングや救急セットなど

aLOKSAK 防水マルチケース 2枚入り¥800 (税込) 

テーピングや薬や救急セットなど、湿気たら使い物にならないものはしっかり防水。食品用の密閉パックにはない丈夫さが売りのロックサックが非常に重宝します。

その他爪切りやニューハレ、トイレットペーパーなどをまとめて小さめのポーチに収納しています。

イスカのウルトラライトポーチ (3)ウルトラライトポーチ (2) などがおすすめ。


食料、その他

今は無き、GRANITE GEARのエアジップツイスト。現行品なら エアジップサックの12¥2,860、あたりでしょうか。

もちろんPatagonia ブラックホールキューブ6L等、似たようなバッグも良いです。

これに食料やらカトラリーやら、ごちゃごちゃするものを詰め込みます。

ちなみにブースト用の薄いダウンパンツとダウンシャツも入っています。


そして、

これを、下から詰め込むと、きれいに収まります。

ただ、ロープやキャメロットC4の#5、#6は外付けになるので、

外付けを避けたい場合はBlack Diamond「クリーク50¥25,080 (税込)」やBlue ice「ムーンライト55 27,280円 (税込)」がおすすめになります。もちろんカムなどの必要のないスポートルートのゲレンデに行く場合は、35で十分です。個人的には荷物は小さくしたいので35の方が好みかな。

大堂シーズンも大詰め、春は備中(岡山県)や三倉(広島県)、瑞牆(山梨県)、小川山(山梨県/長野県)など、行きたいところがたくさんですね。

みなさんの快適なクライミングを支えるべく、頑張ってできる限り多種多様な品揃えを心がけております。

何なりとご相談に乗りますので、ご来店の際には、ぜひお気軽に声をお掛けください。

ご来店、お待ちしております。

0コメント

  • 1000 / 1000