【スタッフ高津のエンカノヘキ】東之川から地元愛媛県の瓶ヶ森(1,897m)に行ってきました!

こんにちは、アウトドアーズ・コンパスの高津です。

ブログのタイトル"エンカノヘキ"は漢字で書くと煙霞の癖と書きますが、

霧・雲・霞の沸き立つ所を好んで歩く趣味、つまり自然の風景を愛し、旅を好む習性のこと。

今から1,000年以上も前にあった言葉です。

雲海を見るとテンション↑なのは大昔から受けつがれているということでしょうか。


さて、瓶ヶ森林道の登山口から登れば小1時間で行ける地元愛媛県の瓶ヶ森(かめがもり・1,897m)ですが、

まだ林道のない時代には主な登山口の1つであった東之川から瓶ヶ森に行ってきました。


石鎚ロープウェイ駅の奥、西之川の大宮橋を渡ってさらに奥に進むと東之川駐車場があります。

右の建物はトイレです。

駐車場からちょっと引き返したところに登山口があります。

苔むした石垣が土と木の根っこに呑まれそうになっている所が沢山あります。

昔この辺りは農林業のみならず鉱山でも栄えていたそうです。

ここでちょっと本の紹介を。

東之川・西之川をはじめ石鎚山系の麓の集落の風景、人々の生活を記録した写真集『石鎚山(いしづちやま)に抱かれて』一色竜太郎著 ¥2,500+税 がアトラス出版より出版されました。

もくじには登山口になっている地域名が沢山並んでいます。

登山口を探していると山深い所に集落、もしくはその跡があって驚くこともしばしばですが、

その成り立ちや歴史、地元の方々の暮らしなどを知ると登山もまた一層興味深くなりますね。

当店の本・雑誌コーナーにありますので是非手に取ってみてください。

アトラス出版/刊行目録/石鎚山に抱かれて

写真集『石鎚山(いしづちやま)に抱かれて』 写真・文 一色龍太郎 判型 B5判フルカラー ページ数 160ページ(写真収録点数190点) ¥2,500+税 石鎚山の生活風景をフィルムに刻む写真家の一色氏は山歩きをする中で、苔蒸した道路の石積みや橋、トンネルといったものを見つけ、なぜここにこのようなものがあるのか興味を抱き、そこに住んでいた人に話を聞くようになった。またあちらこちらに点在する首なし地蔵から、この地を襲った廃仏毀釈の歴史を知った。産業の衰退や人口減で消滅していった村々には小さな石碑が残され、かつてここには、大勢の人が住む集落があったことが記されていた。今撮っておかなくては消えてしまう山の暮らし。写真家は廃村となった村々の歴史や言い伝えを「写真と文章の両方で伝えたい」と思うようになり、詳細な説明文を加えてつくったのが、この写真集である。 なお、表紙に使った鬼瓦の写真は、廃村の一つである下途中之川(しもとちのかわ)のお堂が崩れ落ち、土の中に埋もれてしまいそうな瓦が、まるで生きているかのように、何か物言いたげな顔をしていたことから思わずシャッターを切ったものだという。 石鎚山系の山間や麓で、多くの集落が過疎化の波にもまれながらも、人々が豊かな自然の中でたくましく静かに暮らしている。そして何百年も前から続く祭りなどの伝統行事を、村の人たちが維持し続けている所も多い。人が住まなくなった集落跡には、文字が刻まれた古い時代の石碑や、地蔵、石灯籠などがたくさん残っている。それらは先人たちが古くから長年にわたり少しずつ造り上げてきた民俗遺産である。そしてそれらの多くが人の目にふれることなく忘れられていき、土中に埋もれようとしている。  私はそうしたものにもカメラを向け、撮り続けてきた。石鎚の山間に住む人の生活風景や自然風景、山間で見つけた有形無形の民俗遺産などを記録しようと、写真を撮り始めてかれこれ10年程になる。その間に押したシャッターの回数は5万回を超えた。これからも私のライフワークとして元気でいる限り撮り続けていくつもりだが、ここらで一旦区切りをつけて、石鎚山系の記

userweb.shikoku.ne.jp

植林の中は風もなく、7月初めまだ暑さに慣れきってない身体から汗が💦

やっと植林抜けたかあ~と思ったらまだ続くー。

登ってきたのが旧道で、新道はもう下草に覆われて見えない状態でした。

湿った木の橋ヒヤヒヤ。

ザレた所が数か所あり。ロープがない所は下山時慎重に通過しました。

0.1㎞先、台ヶ森へ寄ります。

石鎚がバーンと!いい眺めです。

台ヶ森はさわやかな風が吹き抜け、おやつを食べていたらもう腰から根っこが生えかけましたが、立ち上がって出発。

小さな沢が涼し気でした。

瓶ヶ森っぽくなってきました。

第1キャンプ場手前にこんなベンチが出来ていたとは。

瓶ヶ森(女山)山頂1,978m。

梅雨なのにこんなに天気が良いのは山トモから貰ったチャムスのノベルティてるてる坊主のおかげかな。

山頂から少し下ると瓶ヶ森ならではの笹原風景。

瓶ヶ森避難小屋に寄ってみると、小屋の側に水場が出来ていました。

新調したイスカのボトルホルダー

ザックのサイドポケットはボトルを入れて行動すると落ちることがあり出し入れもしにくいので、

チェストベルトに装着すると水分補給もしやすいです。

ピストンで下山するのでまた第1キャンプ場の方へ行くと、このまま帰るなんて勿体ない景色です。

キャンプ場が呼んでる~。お泊りしたいよ~。

後ろ髪をひかれつつ下山。

それではまた。

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