アウトドアーズ・コンパスの歴史 貴重な写真とともに開店当初の店舗の様子を振り返ってみました。

こんにちは、アウトドアーズ・コンパスの三宅(知)です。

1986年9月13日愛媛県松山市山越で産声をあげた当店は、当時は喫茶店を併設したアウトドアショップでした。

当時私は小学生、放課後お店に来られているお客様とお話ししながらおやつを食べた楽しい記憶が思い出されます。

今日は、開店当時の貴重な写真とともにおぼろげな記憶を辿りながら当初の店舗の様子をお伝えした前社長であり私の父である三宅英太郎の記録を再掲させていたただきます。


サラリーマンだった前社長三宅英太郎は前職を退職し、創業準備には1年を要しました。

店舗面積も現在と比べると3分の1のこじんまりとしたものでした。

世の中では多くの人がコンピュータに携わるようになる時代。

緻密な作業や営業現場の喧騒など仕事に追われて一日を終えた後、駐車場まで帰ってきて自分の愛車に乗り込むとほっとする、そんな気持ちを大切にしたいと漠然と感じていた当時の前社長。

自分自身の趣味でもあった釣りや登山を通じて、そんな思いを体現できる場所を作ろうと、思い切って脱サラして創業することを決意しました。

開店時には多くのメーカー様をはじめ関係者の方々に祝っていただきました。

丸太とレンガの壁で山小屋風をイメージした店舗。

「ミスタータラス」ことあの重廣恒夫さんをイメージしたと思われるタラスブルバのキャラクターも今となっては懐かしいものですね。

レジ周りも温かみ溢れるログハウス風のインテリアで統一しています。

当初は前社長の趣味の磯釣り道具も取り扱っていましたが、残念ながらあまり売れなかったので取扱をやめてしまいました。

人気アウトドアブランドのパタゴニアやノースフェイスも当時から取り扱い、正規ディーラーとして経験を積んでおります。

パタゴニアのシンチラ(フリース)は「ペットボトルが服になるんやとー」と不思議がっていたのを思い出します。

また、開店から4年半ほどは、お客様とのコミュニケーション図る場所として、10数席の小さな喫茶店を併設して営業しておりました。

ハマヤさんで特別焙煎してもらったサイフォンで入れた深煎りコーヒーと、ボリュームたっぷりのホットサンドが売りです。

コーヒーは殻つきピーナッツとともにお出ししていました。

人気のホットサンドはポテトとツナと玉子が選べました。

エディーバウアーのコーヒーカップを使っていました。

常連のお客様の回数券がずらりと並んでいます。

壁にはアウトドアにまつわる写真を飾っていました。

四角いテレビがなんだか時代を感じさせますね。

喫茶店を切り盛りしてくれたママさんこと前社長の妻、つまり私の母の当時の写真です。

昔もそうでしたが、今でも父は頭が上がらないようです(笑)。

当時の前社長も今と比べると若々しい印象ですが、まだまだこれからも長生きしてもらいますよ。

最後までお読みいただきありがとうございました。

0コメント

  • 1000 / 1000