アウトドアーズ・コンパス スタッフ多田です。こんにちは。
今回は、新刊入荷のご案内です。
「トポ、まだ出ないんですか??」
「今作ってるみたいなんすけどねー、もうだいたいは仕上がっているみたいなんすけどねー」
書籍の冒頭で日下部さんもおっしゃっているように、ここ数年、大堂に訪れるクラッククライミング愛好家の間で、挨拶代わりに交わされていた会話。
聞かれるたびに、というか、私自身も待ち望んでいた者の一人として、作者のbatta君に何度も訪ねたことを覚えています。
そしてこの度2024年12月吉日、ついに我らが大堂海岸のクライミングガイドブック「大堂海岸ルート図集」¥3,300 税込 がリリースされました。
*大堂海岸とは、高知県大月町の南の海岸に広がる、花崗岩で構成された岸壁。
これまで、山と渓谷社「日本100岩場」や、新ルートなどは新たな開拓者のブログなどで情報を拾うくらいしか、この大堂海岸のルート情報を得ることはできなかったが、これらの情報を全て腕と足で読み解き、集積し、一つの本にまとめたbatta君の功績は非常に大きい。
アプローチからルートのラインまで、クライマーが迷わないように、写真を交えながらしっかりと明示し、クライミングの邪魔にならないように配慮されたルート解説も明快で面白い。
そして、コラムの「フリークライミングの復興」では、自由な創造的クライミングの魅力、真の”フリー”クライミングに対する思いが綴られ、シンプルな文章の中に、フリークライミングに対するこだわり、情熱が滲み出ていて、非常に興味深い。
私多田も、このクラッククライミングに魅せられて5年ほど経つが、ボルトも何も無いまっさらな岩の割れ目を、思うがままに登っていくという冒険的なクライミングは、やればやるほど奥深く、グレードを追い求めフィジカルトレーニングに打ち込まなくても十分に楽しめる自由度は、クラッククライミングの魅力で、長く続けられる秘訣かもしれない。
もちろん、トレーニングに励み、技術を身に着けた方が、登れるルートの幅が広がるので、多少の努力はしているつもりです!!笑
というわけで、本書は、クラッククライミング愛好家はもちろん、ボルダリングやボルトルートにしか興味が無いロッククライマーの方々も、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。
四国内の、我々の地元愛媛県のこんなに近くに、それはそれは壮大で名ルートが凝縮された素晴らしい岩場があるのに、登らないなんて実にもったいない、そう思います。
もし興味がある方、クラッククライミングを始めたいんですが何が必要なの?
そんな方は、一度私多田までご相談いただければと思います。
3月末まではシーズンなので、まだ間に合います。
batta君ありがとう、四国での、大堂海岸クラッククライミング全盛期の始まりですよ!!
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