アウトドアーズ・コンパス スタッフ多田です。こんにちは。
8月末、10年に1度の大晴天に恵まれた当店夏季休業。
コロナの影響で夏休み直前で県外自粛令が発令されたり、そもそもこの時期は雨が多いのもあったりと何度となく断念し続けてきた、瑞牆小川山(山梨県北杜市)ソロ合宿が、3年の歳月を経てついに実現。
前回その1の続きです。
4日目
この日はichiki君と。いろいろ悩んだ結果、午前「一粒の麦」からの午後「春うらら」予定。
「一粒の麦」、これは、何も分からないど素人時代、サンチェ師匠に連れていってもらったルート。
あの時は散々でしたが、今回は、半分歩きやん、とか思いながら、若干の物足りなさを感じつつ、ただ、3ピッチ目のワイドセクションのリードは、若干の被りも感じ、プロテクションも取れない状況で、実質落ちれないクライミング、かなり緊張感を持って楽しめたと思う。
その後のピッチはサクッと登れて、アップ完了というところなのか。
それよりも、見てくださいこの景色。
左から、富士山、南アルプス、八ヶ岳!!
岩登ってピークに立ってこの景色。なんとも贅沢!!
やっぱりピークまで登る岩登りが好きだと改めて実感。
その後、「春うらら」に移動、もちろん1ピッチ目のみ。
見た目は登れそうだったのだが、オンサイトできる力はまだ備わってはいなかったようで、いわゆる核心パートで行き詰まる。
下からは、なんだかムーブの解説もあるし、テンション時に下での会話がバリバリ盛り上がってるし、リスタートするタイミングを失い、やる気も失せ、途中敗退。
さっさと登れれば良いのでしょうが、なんだかここ数日、思うようなクライミングができず。
5日目
しかし、ぜいたくなアプローチだな。終始絶景。
この日はyukawa氏とichiki君と3人で末端壁。
3人だから、若干の心のゆとりができたものの、準備が遅いと急かされるので、多少の緊張感を持って挑む。
アップで調和の幻想1ピッチ目を登り、いざ「春うらら」。
核心部は、探りに探って、結果一手目以外全て順手。
下からヤーヤー言われた手順とは全く異なるもので、でも自分の中ではこれが正解。
核心から上も、大堂のSecretAgentManを彷彿とさせるような綺麗なコーナークラックが伸び、決して侮れず、かつ気持ちよいラインが続く。
ムーブの確認をしながらロワーダウン、多少時間をかけすぎたのもあるが、春うらら本日3回目のトライのyukawa氏に、日が当たる前に登らせてほしいなー、とか若干のクレームが入る。
若干引くものの、まあ、もう既に、慣れた。いや、慣れない。
日当たりmaxの午後1。
ようやく繋げトライまでこぎつけたものの、核心の一手を刺す位置を若干間違えたようで、体をあげるとジャムが抜けて、敢え無く終了。
リスタートでなんとか抜けることができ、トップアウト。
この日は、ジビエ料理を食べに行くということで、1:30頃には下山開始。
どのみち、これが最終トライと決めて、出し切ったので、悔いはなし。
いや、悔いはあるけど、まあ、また来ます。
yukawa氏が、鹿ハンバーグをトリプルでご馳走してくれる予定だった、みずがき食事処は臨時で13:00営業終了。
なんだよ!!というわけで、解散。
代わりに、紹介してもらった蕎麦屋「La Soba」で晩御飯。
小鉢食べ放題でボリュームもあり、かなりおすすめです。
6日目
この日は最終日。
さすがにもう1人になりたくて、ソロで「調和の幻想」予定。
が、帰りが徒歩ではなく50メートルのダブルで懸垂が必要ということが判明し、断念。
まあいいやと思い、「ジョイフルモーメント」を登ることに。
内容的に、本当にジョイフルな感じで、ルート名からしてもそうであるように、言わばエンクラ的な要素が濃く(エンクラという言葉は、なんとなく舐めてる感じがして好きではない)、なんとなく物足りなさを感じてしまった。
かといって、難しルートが登れるわけでもないので、まあ、こんなもんだ自分、と思い、これにて終了。
帰りに、会えたら良いですねー、タイミング合えば登りましょう、と連絡を取り合っていた、初小川山時に出会って、一緒に小川山カンテを登って再会を約束したtekariさんパーティーが登っているという「錦秋カナトコルート」の取り付きまで行ってみることに。
そろそろ降りてくるところかなと思いきや、まだ2ピッチ目!!
ちょっと行き詰まっているよう。
うーん、今回は、こんな再会が多いようですね。
追いかけようとも思ったけど、無理はせず。
遠すぎて顔は確認できなかったものの、会話もでき、まあ会えてよかったです。
今度は一緒に登りましょう。さよなら〜〜!!
というわけで、名残惜しいけどさっさと下山。
さようなら、また来ます。
帰りに寄ったみずがき食事処では、ハンバーグではなくイノシシロースト丼をいただき、豊富な小鉢と肉のボリュームで大満足。
美味しいもので締めると、旅はぐっと良いものになりますね。
ご馳走様でした。
最後に、手作り感満載の「能見園 河西ワイナリー」に立ち寄り、ワインを大人買いし、帰路に就きます。
だめ押しで八ヶ岳ソフトを食べて、また命がけのロングドライブ。
帰るまでが遠足です。
気合を入れて帰るのでした。
まあ、今回もいろいろあり、いろんな意味で勉強になった6日間でした。
一緒に登ってくれたお二人には感謝です。ありがとうございました。
そして、思うように登れない、思うようにいかないのは、結局自分の実力不足。
遠征を楽しむためにも、日々努力し、もっと登れるようになりたいと思った次第であります。
それでは、またいつか!!
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