こんにちは!アウトドアーズ・コンパスの高津です。
ブログのタイトル"エンカノヘキ"は漢字で書くと煙霞の癖と書きますが、
霧・雲・霞の沸き立つ所を好んで歩く趣味、つまり自然の風景を愛し、旅を好む習性のこと。
今から1,000年以上も前にあった言葉です。
雲海を見るとテンション↑なのは大昔から受けつがれているということでしょうか。
さて、2023年8月28日(月)~9月1日(金)に当店の夏季休業を利用して、
北アルプス/西穂高岳(2,909m)~奥穂高岳(3,190m)~前穂高岳(3,090m)をソロ・テント泊にて縦走、上高地の小梨平キャンプ場で後泊してきました。
前回その2の続きをお送りします。
8月31日(木)
朝5時。テントから見る日の出。今日もいい天気になりそうです。
テントが濡れていなくてほっとしました。
穂高岳山荘前から見る朝焼けが絶景でした。
1分後の空。皆で美しさに感動しました。
テントを撤収しているとT御夫妻がいらして下さり、昨夜の強風を気遣って頂き嬉しかったです。
穂高岳山荘にテント札を戻して、6時過ぎ出発。
まずは奥穂高岳まで登り返します。
昨日越えてきた所が見渡しながら。
今日の奥穂高岳は快晴!槍ヶ岳もバッチリ。
富士山も見えています。
岳沢の方へ向かいます。
登山道の少し上から涸沢ヒュッテと涸沢小屋が見えました。
長~い鎖を降りていきます。
岩稜は好きですが、もうお腹いっぱいです。
上高地からよく眺めていたいた吊り尾根。
こんな所だったのか~。
紀美子平に到着。
紀美子平から上高地、出発地点の帝国ホテルも見えます。
小休憩し、いらない装備はデポして前穂高岳へ登ります。
空荷で羽が生えた様に登れると思ったら、そうでもなく(-_-)…急な岩場でザレた所が多く落石させないように気を使いました。
前穂高岳頂上(3,090m)到着~!
晴れ渡り3,000m峰が居並ぶ素晴らしい展望でした。今回のピークのなかでは一番眺めが良い場所でした。
山頂は広々としています。この先はバリエーションルートの北尾根、と居合わせた方に教えて頂きました。
さて、これから重太郎新道を下ります。
さっそく鎖場。まだまだ気が抜けません。
ライチョウ広場。
この晴天ではライチョウさんには会えそうもありません。
岳沢パノラマ。森林限界地点。
この辺は人気も少なくて熊が出ないか心配でした。
お花畑になってきて気持ちも和みますが虫に刺されました。
だいぶん下ってきたことを実感します。
岳沢小屋まで来ました。
眺めの良さそうな素敵な小屋でした。
ここのテント場を今日の宿とするか迷いましたが、小屋からテント場まで距離があって少々張る気が失せたのと、まだ時間があるしもう下山して帰ろう、とこの時は思っていました。
手を使うことはない登山道。
岳沢風穴の風は午後の暑さを一気にクールダウンしてくれました。
平らな道に感動して写真をとりました(笑)。
上高地はもうすぐです。
上高地に降り立つとこの景色・・・澄み切った梓川には水鳥が遊び、何とも言えない爽やかな空気。帰りたくないよ・・・。
今日のお宿は上高地の小梨平キャンプ場に決―めた!ということで、受付を済ませテント設営。
熊が出るとのことで注意を促されました。
小梨平には日帰り入浴施設もあり、ひと風呂浴びて生ビールで祝杯。
サバみそ煮定食(登山者のことを分かってらっしゃる!!)が売り切れて、仕方なしのカレーうどんですが山から下りた身には沁みました!
9月1日(金)
夜中のスーパーブルームーンを木立の合間からひと目見て、迎えた翌朝の上高地はちょっと肌寒いくらいでした。
朝の散歩をしつつ穂高連峰をおさらいして、7時始発のバスにてあかんだな駐車場に向かいました。
身体も冷えたし着替えもしたいし、朝でも開いていた平湯の湯という平湯民俗館に併設された露天風呂に行ってみました。
洗い場は無くつかるだけの温泉ですが、とてもいいお湯でした。
文化財、合掌造り家屋を見学することができます。
アルプス街道平湯で飛騨牛コロッケにかぶりついたりしつつ平湯を出たのは午前10時頃。
地元愛媛県まで高速SAでハイカロリーな食事をしながら無事帰りました。
~終わり~
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