こんにちは、アウトドアーズ・コンパスの高津です。
ブログのタイトル"エンカノヘキ"は漢字で書くと煙霞の癖と書きますが、
霧・雲・霞の沸き立つ所を好んで歩く趣味、つまり自然の風景を愛し、旅を好む習性のこと。
今から1,000年以上も前にあった言葉です。
雲海を見るとテンション↑なのは大昔から受けつがれているということでしょうか。
さて、今回は地元愛媛県の笹倉湿原から稜線を上がって筒上山(1,859m)へ、
下りは丸滝尾根を伝って長尾尾根展望所へ下山しました。
この丸滝尾根は石鎚スカイラインが開通する昭和45年以前には長尾道と言われ、
よく使われていた道でしたが、現在は笹漕ぎ、倒木が道を塞ぎ、踏み跡は無いに等しいです。
違う尾根に入り込まないようにGPSで確認しながらの下山となりました。
笹倉湿原への道中ではヤマシャクヤクがたくさん咲いていました。
5日前にも来たのですが、その時はまだつぼみのものが多く、コロコロした丸いつぼみが可愛らしかったです。
笹倉湿原に到着。
この5日前にはたっぷりと水を蓄えて水面が鏡のようになっていました。
水は澄みきっていて綺麗でした。
笹倉湿原は水の量でこんなにも違うんですね。
湿原からは少し笹を漕いで稜線へ出ます。
目指す筒上山(左)。
今日は愛媛県で今年初の真夏日を記録するほどの暑さでした。
こんな時はこまめな水分補給が大事です。
すぐにボトルが取り出せるショルダーハーネスに取り付けられるドリンクホルダーがおすすめです。
稜線からは地元愛媛県の名峰石鎚山(1,982m)がず~っと見えています。
北アルプスの槍ヶ岳のような尖った形に見えます。
原生林は気持ちよく歩けます。
岩場ではこれでもかというほどのシャクナゲ。
美しさに疲れも忘れます。
ヒカゲツツジも。
見どころたっぷりの稜線を満喫して筒上山の登山道と合流。
山頂に来ました。ずっと見えていた石鎚山を指しています。
筒上山頂から来た道を眺めつつ下山。
シロヤシオ、この木だけ満開でした。
今回は土小屋まで下らずに丸滝尾根を下ります。
ひたすらヤブを漕いで下ったり登ったり。倒木を何本も乗り越え。
長尾尾根展望所へ下山。パンツを一本裂いてダメにしました。
デポしたあった自転車で車を回収しにいきます。
昔の長尾道は面河本谷へとまだまだ続くのですから、気が遠くなりそうです。
先人の苦労が偲ばれる山行でした。それではまた。
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