こんにちは、アウトドアーズ・コンパスの高津です。
ブログのタイトル"エンカノヘキ"は漢字で書くと煙霞の癖と書きますが、
霧・雲・霞の沸き立つ所を好んで歩く趣味、つまり自然の風景を愛し、旅を好む習性のこと。
今から1,000年以上も前にあった言葉です。
雲海を見るとテンション↑なのは大昔から受けつがれているということでしょうか。
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。
全国的に年末年始は良いお天気が続きましたね。
山の登り納め、登り初めをした方も多かったのではないでしょうか?
私は例年なら地元愛媛県の石鎚山(いしづちさん・1,982m)で年越しするのですが、
今回は石鎚の南西に位置する二ノ森(にのもり・1,929m)にてテント泊し、石鎚山を眺めつつ初日の出を拝んできました。
クライミング&年越し登山仲間のTさんと保井野登山口より出発。
冬のテント泊装備にピッケル・ワカン・スノーシャベルを背負ってのシャクナゲ尾根の急登、やっと稜線に出ます。
堂ヶ森避難小屋の分岐で昼食を摂り、前日小屋に入ったNさんとお会いしました。
出発後、堂ヶ森を振り返るとちょっとガスってきていました。
五代の別れからはガスで視界が悪かったので、トラバースせずに鞍瀬の頭に上がることにしました。
2022年のクリスマス寒波のドカ雪後、数名?の方が二ノ森まで入っていたようで、
そのトレースに助けられなんとか二ノ森に登頂したものの・・・なんも見えーん( ;∀;)
気を取り直しテント設営。風があまり無かったのは幸いでした。
夕食で鍋を食べた後は雪を溶かして水作り。
火を焚いている間は暖かい(と思うだけ)せいもありますが、この作業は結構好きだったりします。
2022年の大晦日は風も強くなく穏やかに過ごすことができました。
早朝4時頃冷えてきたのでプラティパスの湯たんぽを沸かしなおして、また寝て午前6時過ぎ。
写真に撮れませんが、外は満点の星!オレンジと群青色の世界。
石鎚山に登られた方のヘッドランプも良く見えましたよ。
06:50 ここから見る石鎚山は要塞の様です。
雪面が淡~い淡いピンクに染まります。
07:06 日の出はあそこから。例年石鎚弥山から見ている角度とは違って新鮮です。
07:08 ピカーン!2023年が明けました!
07:12 2023年 二ノ森から見る初日の出と石鎚山。
龍のような雲が流れてきました。
07:12 北側は雲海!こっちも凄いことに。
07:16 太陽がまぶしい。
日の出の瞬間はいつもドラマチックで、寒さを忘れてあっという間でした。
晴天の元旦。名残惜しく下山しました。
ここで今回使った商品の紹介を。
ザックのパッキング時に小物がごちゃごちゃしてザックの形が整わないことがあったのですが、ヒルサウンドのパックスタックで解消しました!
ある程度コシのある生地なのでテキトーに入れてもザックに合わせた半円型になって、蓋のハンドルで出し入れもしやすいですよ。
山の醍醐味が味わえるテント泊登山。雪山のテント泊に行ってみませんか?
来る1月21日(土)22日(日) 徳島県の日本百名山 剣山(つるぎさん・1,955 m)にて雪山テント泊と雪山技術講習を、地元愛媛県の人気登山ガイド松本智広氏の指導の下行います。
興味のある方はこちらをどうぞ。
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