こんにちは！アウトドアーズ・コンパス スタッフ多田です。
人気アウトドアブランド ザ・ノースフェイス THE NORTH FACEのテクニカルウェアの中で、サミットシリーズと同様に、特に力を入れて開発しているシリーズに「フライトシリーズ」という、トレイルランニングのシリーズがあるのをご存じだろうか。
サミット同様、タグにも記されているように、製品になるまでに、アスリートによる度重なるテストが行われる。
今回は、極寒のトレイルランニングシーンや激しい登山において重宝する、温度調整が非常にスムーズな保温ジャケット、いわゆるアクティブインサレーション ベントリックストレイルフーディ(メンズ) 30,800円(税込) をご紹介します。
まず、アクティブインサレーションといえば、今でこそ頻繁に用いられるようになった言葉ではあるが、要するに、寒い中、汗ばむほどアクティブに動くようなシーンで使用する行動中の保温着、ということ。
意外にここを理解できていない場合が多く、冬山の行動中、寒ければダウンジャケットを着れば良い、そう思っている方も多いような気がする。
実は、極寒の場合は除き、冬山、特に雪山を例にとると、寒くても、歩けば意外と熱くなる場合が多い。
ダウンジャケットは、保温性には優れているものの、素早い熱の発散、汗の発散には優れておらず、また湿気ると逆に保温力が落ち、行動着としては使えない。
雪山は、できるだけ汗をかかないというのがセオリーではあるが、ダウンジャケットはそれを満たさない。
一方、アクティブインサレーションは、保温と、熱や汗の発散という、相反する機能をできる限り両立させるように開発されている。
今回のジャケットに採用されている、ノースフェイス独自の素材「VENTRIXベントリックス」は、開発されてから何年か経つが、様々なウェアに採用され、そのどれもが高い評価を得ている。
この素材が画期的なのは、化繊の中綿シートにスリットを設けているということ。そうすることで、より動くシーンでは、そのスリットが連動して開き、抜けが良くなり、静止すると保温性が上がるという仕組みである。
また、このジャケットは、トレイルランニング用に開発されているということもあり、シェルは12dの薄めのナイロン素材、ベントリックスも極薄のものが採用され、
さらに背中や前身ごろには1mmほどの穴が無数に配置され、さらにさらに脇下から腕にかけての内側は、ストレッチが非常に高い１枚物の生地を採用し、より抜けが良い仕様になている。
極寒トレイルはもちろん、同メーカーの「エクスペディショングリッドフリースフーディ」などの、極薄グリット系のフリースとレイヤリングすれば、中級山岳の、汗ばむ陽気の雪山登山などでも活躍してくれると思う。
少々お値段は張るが、着ればその快適さに納得いただけるはず。
ぜひこの冬、余裕がある方は、レイヤリングの1つに加えていただければと思います。
その他、ノースフェイスの優れたテクノロジーを駆使したウェア類を多数そろえております、ご興味がある方は、ぜひご来店いただき、なんでもご質問いただければと思います。
それでは、お待ちしております。
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