【スタッフ武田の山とお酒と放浪記】熊野古道 小辺路ロングトレイル歩いてみたよ(前編)

こんにちは!アウトドアーズ・コンパスの武田です。

先日、和歌山県の高野山~熊野本宮大社を結ぶ道「熊野古道 小辺路」を2泊3日で歩いてきました。

小辺路は紀伊半島中央部を南北に縦断し、途中には伯母子山をはじめとする標高1,000m以上の峠を三度も越える、熊野参詣道の中でも最も険しい道と言われています。

出発は当店のGW営業が終わった5月9日(月)の夜。

連勤の疲れを携えて、地元愛媛県松山市~淡路島~神戸市~大阪市を経由して和歌山県の高野山へ。

車を走らせること6時間、深夜2時に高野山 金剛峯寺に到着。

この日はAM6:00発の予定なので、すぐさま仮眠を取りたい。

しかし、道中の淡路島SAで飲んだレッドブルが効きすぎて、全然眠れず(´∀`)

シートを倒してゴロゴロしていたら、寝落ちして気づくと外が明るくなってる。

寝ぼけながら、ケトルでチャイを作ってパッキングする荷物を眺めます。

パッキング終了、ちなみに使っているザックはMACPACの70L~80L(モデル不明)。

AZTEC®(アズテック)というコットンとポリを混紡した生地を使用している為「加水分解しないザック」なんて言われていたり。

準備に時間がかかる事で定評のある僕ですが、今回は予定通りの山行になりそう。

AM5:43 熊野古道小辺路トレイルスタート!

金剛峰寺駐車場を右に曲がって進んで行くと、商店街が。

進んでいくと、右手に小辺路ルートの目印を見つけました。

「世界遺産」勝手にハードルとテンションが上がっていきます。

標識の通り舗装路を歩いていくと、林道に合流。

道中、車が山菜取り(自転車界隈ではコースアウトの隠語)をしている現場を発見。

どんな運転したらこんなきれいに突っ込むねん(´・ω・`)

ちなみに、この日は午前午後は晴れのち曇り、夕方は雨の天気予報。

AM6:00、気持ちいい空が見えてハッピー。

林道の緩やかな傾斜を登っていくこと、40分くらいで遊歩道のようなコースへ。

ゆったり下っていくと、果樹園?の真ん中に道が続いています。

下りきって、橋を渡ると車道に合流する形に。

ちなみに、小辺路は結構こんな感じで登山道~林道~車道を行ったり来たりします。

車道を進むと、第1村人発見ならぬ第1民家発見!

まさかの民家の敷地内に「小辺路公衆便所」なるものが。

綺麗に掃除されていました、感謝感謝です。

歩き始めて約2時間、小腹も空いてきたのでここで小休憩。

地元愛媛県は西条市のアウトドアショップ クロスポイントさんのナルゲンに入った今回の補給食はミックスナッツ×柿の種(ワサビ)×麦チョコを。

麦チョコ初導入だったけど大当たり、おすすめです( ´_ゝ`)

10分ほどのほほんとして休憩終わり。

民家の中を通るコースにカルチャーショックを受けながらも、

ぽつぽつと登山道を歩く。

ここで、また車道へ。

1時間ほど歩くと、道路沿いに小辺路略図の看板が。

この看板が目印で、ここから水ヶ峰越えが始まります。

途中で、熊注意の看板にビビる。

   ∩___∩

   | ノ     ヽ

  /  ●   ● | クマ──!!

  |    ( _●_)  ミ

 彡、   |∪|  、`\

/ __  ヽノ /´>  )

(___)   / (_/

 |       /

 |  /\ \

 | /    )  )

 ∪    (  \

       \_)

(四国、九州民は熊への耐性が無いためこういった看板にはめっぽう弱いのである。)

意外とサクッと終わった水ヶ峰を後に、今日の核心である叔母子峠へ向かうため下ります。

車道→登山道を経由して向かっていると、自動販売機が!

コーラ1択で近づくと、まさかのコーラだけ完売、、、。

文句垂れながら伯母子岳下の登山口へ。

ここから割と急登が続くと地図には書いていたので、

水分をしっかりと確保しながら臨みます。

(小辺路は至る所、水源が確保できるのでかなりありがたい。)

30分程、急登を上がると萱小屋跡に到着。

コースタイムより早めについたので周りを散策していると、

・・・どうせ入ってないでしょ、無人の避難小屋だし(;´・ω・)・・・

キタ━━━(゚∀゚)━━━!!

既にザックの中に6本のビールが入っていますが、思わず1本購入。

これを買わずに酒好きは名乗れません、管理人さんありがとう。

テンション上がり気味に叔母子峠までの登山道を駆け上がること、2時間。

「伯母子峠」到着。時刻はPM13:30。

1時間ほどかけて、お昼ごはんと休憩をしっかりと取ります。

ぼちぼち出発しようかなと思っているとまさかの雨。

天気予報では16時以降に雨雲接近だったけど外れです。

バッとレインウェアに着替え、下りの準備をしているとなんだか無性に嫌な予感がしてくる。

(ここまでのはっきりとした感じは久しぶりだったので、1ヵ月たった今でも覚えている、何だったのか、、、。)

下りの途中、コースタイムを再確認するために一度、立ち止まります。

(伯母子峠→伯母子岳登山口までは3時間くらいだったが、体感で異様に長く感じたため。)

その後、順調に下り弘法大師さんにご挨拶。

不思議なことにここを過ぎてから嫌な感じがサッと消えていく。

そんなこんなで、ようやく伯母子岳登山口に到着!

この時点で、雨がザーザーぶりだったのでテントを張る予定だった三浦峠の登山口、三浦口バス停には行かず途中にあった、

現在は廃校になっている五百瀬小学校のグラウンドに急遽テントを張りました。

そそくさと設営を済ませて、お待ちかねタイム (・∀・ )( ・∀・)イイ!

パタゴニアから販売されているフードをつまみにちびちびと。

明日の予定を、地図で確認しながら寝る前にチャイを1杯砂糖多めで。

21:00 就寝

次回に続きます( ̄ー ̄)

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