こちらは2020/11/28(土)29(日)に開催されたイベント "凌"ブランド"アクシーズクイン"の出張シノギング2020 のスタッフ多田によるレポートです。
今年もこのお二人が、この地に無事降り立ちました。
「出張シノギングVol.3」
今年2020年は、念願のお泊まりシノギングでの開催。
2020年11月28日〜29日、自分も含め、参加者の方々にとって、充実した二日間になったことは間違いない。
毎度、このお二人には、大いなる刺激を頂いているが、今回もそうであった。
現代的な、綺麗に整備されたお散歩道的な登山道を、看板と周囲の人々の流れを頼りに山頂を目指す登山ではなく、
自力での山の歩き方、自力での山の遊び方をこの2人は教えてくれる。
そんな山の過ごし方を学ぶ事の重要性を自覚し、一人一人が責任を持った、安全で楽しい山遊びを目指したいものである。
さて、お泊まりの初日。初お泊まりイベントという特性もあり、今回のお泊まり場所は森の中のキャンプ場をチョイス。
予想通り貸切のキャンプ場はひっそりとしていて、とは言いつつもトイレも完備され、お泊まりシノギングには最適な場所でした。斜面に無理やりデッキで水平な場所を確保してはいるものの、今回我々には水平は必要ない。(必要はないといいつつも、荷物置きに丁度良く、しっかり利用させていただきましたが…)なぜなら、シノギングはハンモック泊だからだ。とは言っても、ある程度水平な場所は必要ということで、レクチャーを一通り受けた後、早速場所決め。
今年も森勝さんの、サルでもわかる、簡単アウトドア講座が開催され、皆さん真剣そのもの。なんとかヒッチとか、難しいことは必要なく、固結び2回。これが基本ですね。
皆さん、思い思いの場所にハンモックとタープを張り、シノギング名物、ハンモック村の完成。
皆さん、難なく張れたのは、なんといってもEXPEDのハンモックとタープの張り易さのお陰。
ガイラインはトグルにより長さ調節が感覚的に行え、タープの自在はペグ側ではなく本体側に取り付けられている。意外とこの辺りが有難い仕様であり、人気の理由でもあります。本当におすすめですよ。詳しくは店頭にて。
そんなこんなで、続いては食事の支度。今回のイベントでは、もちろんガス禁止!
薪を集めて、火遊び大会の始まり。
皆さん、童心に帰ったかのように、火遊びに夢中。思い思いの焚き火台で、思い思いの食事を作り、食す。飲む。
時間を決めないと、永遠に薪をくべ続けそうなので、21時に鎮火時間を設定し、皆さんぼちぼち後片付け。
皆さん、それぞれの巣に帰っていくのでした。
背中のエアマットがずれているに気づかず、空気中の冷気を背中全体で吸収し、凍える思いをしながら2時間ほど凌ぎ続きて迎えた翌朝、夜明けとともに起床し、とりあえず暖をとるために着火。昨日の今日で、皆さん焚き火が板についてきた模様。何も言わず、薪を集め、メタルマッチで着火。お湯を沸かして朝食作り。皆さん、「シノギ」に向いているようですね。
さて、お遊びはここまで、ここからが「シノギング」本番です。
今回も、猫でもわかる、簡単なコンパスの使い方講座。はい。とにかく、東西南北、自分が今どこを向いているのか、そして
自分は今どこにいるのか、目的地はどの方角か、それが別れば突き進むだけ。
今回は、まずはストレートウォーク、そう、まっすぐ歩く。一つ目の目標地点、鉄塔があるであろう場所へ、何が何でもまっすぐ突き進む。これが、確実に目標にたどり着ける方法なのである。
トップは交代しながら進み、みんなで地図を確かめながら前へ進みます。この一体感は素晴らしい。
急斜面のトラバースでは、お散歩紐が登場したり、少し崩れた斜面ではお助け紐が登場したりと、イベント的には美味しい展開。
四国名物であるらしい、羊歯地獄もあり、先生のお二人も満足げ。
目的の稜線へ出たあとは、それに沿って高度を上げていく。予想通りのパラダイス地点へたどり着き、早めのお昼休憩とします。
皆さん、手慣れた手さばきでハンモックを張っていきます。飲み込みが早いです。
2日目入りの方もお一人いらっしゃったので、森勝さんの個人レッスンを受けてもらいます。
しかしまー、みんな焚き火がよほど気に入ったのか、ぞろぞろと焚き火の周りに集合。ただ寒いだけか?
さらに、勝手に薪投入!
森と同化
懲りずにホットサンド
最後は稜線沿いにさらっと下山、しようとしたのであるがかなり険しそうなので、今回は車道にドロッップ。
景色よし、時間もよし、無事今回のイベントも成功の二文字で幕を下ろす事ができました。
今回も豪華なお土産もゲットし、解散となりました。
KOMPASへ戻り、早速数名の方にハンモックをご購入いただきました。ありがとうございます。
正直、自分自身もハンモックで1夜を明かしたのは今回が初めてで、地図を片手に森に入り、キャンプ地を見つけて寝床を作り、焚き火をしてひっそり過ごすという、言わば、自然と同化できる山遊びをフルに体験できた。
本来の山での遊び方が、そこにはあり、それがこんな身近なところで体験できる。シノギングは、山好きにはおすすめな遊び方です。毎年口だけになる傾向がありますが、今度こそ、この遊びを流行らせます。定期開催も視野に入れつつ、少しだけ期待しておいてください。それでは、また次回。
スタッフ多田
決して笑ってはいけないやつ
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