こんにちは、アウトドアーズ・コンパス店長の松本です。
今年はブナの実の当たり年だ、ということをお客様からよく聞きますが、
ブナの実が好物だというツキノワグマはしばらく人里には降りてこなくなるのでしょうか。
山歩きを楽しむ僕たちにとって身近な「ブナの木」ですが、
本日は地元愛媛県久万高原町のブナの森を再生をし、里山の生活体験・学び・交流を通じ、
自然と人との関わりと気づきを創造するプロジェクト「由良野の森」をご紹介します。
由良野の森は、2003年春 由良野の森の発起人である清水秀明氏(松山市在住の医師)が約3ヘクタールの土地を購入し、
1本の木を植えるところから始まりました。
その後土地の整備が開始され、翌年2004年3月には、地元にある二名小学校の卒業記念のための参加者も含め、約50人が参加し「鳥獣や昆虫などが住める環境を取り戻し、人が楽しめるだけでなく、そこに住む生き物のことも勉強できるように」とクヌギ・ナラを中心とした500本の植林が行われました。
2005年の2月には有志により、「木を育てる活動や、由良野の森の活動でのさまざまな活動に参加することで里山への理解を深めていく趣旨」のもとに、「ゆらの」という名の会がつくられました。
翌3月には呼びかけによる参加者で梅や桜が植えられ、今では花見が出来るまでに育っています。
以来、たくさんの方々の応援参加をいただいたおかげで整備が進み、由良野の森は「自然と人の相互依存と共生関係の本来の姿を求めて」発展してきました。
(以上由良野の森ホームページより抜粋)
また、「ブナの森づくりプロジェクト」では、種を拾い集め、苗木を育て、一本ずつ植え育てていきます。
そして、半世紀前まで保守されていた奥山を創っていこうとしています。
ブナやミズナラの木々を象徴とする奥山の復元に参画して下さい。由良野の森で活動をはじめて以来、地元の人から昔の山の自然環境や暮らしをうかがうことがあります。
生活は大変だったが自然は豊かだったそうです。その自然環境は現在のものとは大きく異なり、イメージすることすら難しいのです。
山から流れる水は青く豊か、魚やカニがたくさん獲れる川。野鳥はたくさん飛び、虫もたくさんいてミツバチの蜜はたくさん獲れました。
手間暇かかる生活でしたが、自然の豊かな恵みがそれを支えていました。
由良野の森では、そんな環境を守っていた森の復元をはじめました。
一本の苗木を育て、一本ずつ植え育てていきます。
50年後は神宮の森のような森が広がっていることを思い描いて。
(以上由良野の森ホームページより抜粋)
「ブナの森づくりプロジェクト」では活動に賛同いただける皆さんのお問い合わせをお待ちしています。
ご興味ある方は是非「ブナの森づくりプロジェクト」ホームページをご覧いただければ幸いです。
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